グローバルな「デザイナー×エンジニア×起業家人材」を育成する「IT留学シェアハウス」セブ島

› 独学主体のメンタリングサポート試験導入の結果報告

42をベースにWORKROOMとSTARTOUTを作ってた話

writen by workroom

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

突然ですが、実はWORKROOM、今話題のエンジニア養成学校「42」を参考にしてます。

2018年の8月に書いた記事はこちら。
https://workroom.biz/handsoff/

まさか、当時は1年後、日本に42Tokyoができるとは、思ってもいませんでした。
しかもDMMが先導して日本に誘致する展開になるとは。
僕は42の存在をシリコンバレーで知りました。
その仕組に非常に興味も持ち、日本にもほしい!と思ったのです。

なので、大好きな、僕らもファンである42について語らずにはいられないなと。

42はハンズオフ、ピアラーニングという育成方式を実施するエンジニア養成機関です。
基本的にメンターはおらず、参加者さん同士で教え合う。
参加者さんが作ったソースコードに対し、参加者さんがレビューする。

テキストや教材は存在しません。
では、どうやって学ぶのかと言うと、自分で社会的な課題を見つけ、解決することです。
社会全体にはいくつもの問題があり、それを自分で見つけて解決します。
言ってみれば、社会全体が教材であり、スキルアップする材料があるということです。

スキルそのものは、4週間続く試験があり、それをクリアした人だけが参加できます。
もちろん、入学試験から参加者さん同士で教えあいながらスキルアップです。
基本的にその4週間の間に基本的なスキルを習得します。

こちらのページを見るとわかりやすいでしょう。
https://42tokyo.jp/curriculum/

参加すると、世界中のIT企業から、どんどん最新の「課題」が追加されます。
企業が出す課題をクリアしていく形式で、ここでも教えてもらうのではなく自己学習メイン。

結果、問題解決力が鍛えられるので、実践でも活躍できる優秀なエンジニアに育つのです。
実際に、世界有数の企業に就職が確定するなど、かなり結果が出ています。

これからの社会に必要とされる人材は、言われたものを作れる人ではありません。
自ら問題を発見して、解決していけるような人材なのです。
こうしたらセオリーよりもっと良くなる、こうすれば今までの問題は解決できる。
そんな提案と問題発見、解決を自らしていける人材です。
42の育成方式は、まさにこれから活躍する人材を育てるためのものです。

WORKROOMは、同様のコンセプトを日本向けに試したらどうなるか始めたものでした。
当時はまだ日本には42がなかったので、どうなるのか全く未知数でした。

この方法だとすべての人にチャンスは与えられないと思った。

では、やってみた結果、どうだったのか。
感想は「優秀な人しか生き残れない」でした。
元々、ある程度の「問題解決能力」を持っている人です。
それから論理的思考力。

そもそも、日本の学習文化そのものに、問題を自ら解決する学び方があまり根付いていません。
事前にコンセプトを説明しても、実際やったら「学び方がわからない」という意見が多く出ました。
課題を与えられても結局、その課題を前に立ち尽くしてしまったのでした。

解けないから「時間が過ぎていく」ことに「焦り」を感じて、個別の学習を初めます。
しかし独学自習でも、学び方がわからないので「教えてもらう学校がいい」となるのです。
ここで、隣の人に聞いたり協力し合えばよいのですが、そうもなりません。

なぜなら、みんな勉強しているところ「邪魔しては悪い」と考えるからです。
出来る人は出来る人で自分1人で学びますし、協力を必要としません。
だから、教えることを「邪魔」に感じてしまうのです。
(後から聞くと、教えることで思考が整理され成長に役立っていたようですけれども)

さらに、一部の進んでいる人と自分を「比較」します。
比較することで焦りが生まれるので、むしろ「自信喪失」していまう。
結果「諦める」という方向に意識が向いてしまうのです。

どうも、これは日本特有の課題のように感じました。
結果的に「不満」に直接つながることになったのです。

でも、実際に出来る人もいたのです。

もともと問題解決能力と論理的思考力が高く、負けず嫌いで、必死な人。
これまでの人生でそうした「条件」が揃った人同士ではうまくいきました。
そうした人だけを選別しチームアップすれば、おそらく上手くいくはずです。
42のように入試の時点で学び、選抜すれば、非常に優秀なスクールに育つでしょう。
その大変な試験をクリアしようと思わせるのが42のすごいところでもあります。

ただ、僕たちが目標としているのは「底上げ」でした。
誰もが「作り出す力」を得るための環境づくりです。

これまで、独学での学び方を知らなくても、地頭が良くなくても。
元々の知識が少なくても問題解決思考が未熟でも。

だからこそ、問題解決力ごとスキルを身に付けてほしい。
これまで思考する力を得る機会が、たまたま無かっただけだと思うんです。

無から問題解決力が生まれたら、本当の意味ですべての人にチャンスを与えられるんじゃないか。
根本的な力をゼロから育てられるから、意味が生まれるんじゃないか。
そう考えると、世界で成功している方法を「そのままやっちゃ駄目だ」と理解しました。

結果的に僕たちは、42の考え方を踏まえつつ、別の手段をとることにしました。

半分教えて半分自己学習の半独学。そしてサービスを作って収益化。

じゃあ、どうすれば良いのかと考えた時、出た答えは「半独学」。
完全に独学ではなくて「半分教えてもらって半分独学」にすることでした。

最初から全部独学だと、それまで独学をしてこなかった人が諦めてしまいます。
問題解決力と論理的思考力が最初からそこそこ鍛えられた人しか学べません。
論理的思考力とか問題解決力は、当然、後天的に習得する力です。
生まれた時から高い、なんて有りまえません。
つまり、訓練次第で習得できるものなんです。

これを「向いていない」で片付けるのは簡単ですが、だからこそ解決すべき問題だと思いました。

そこで作ったのが「独学」を促進するための教材「STARTOUT」でした。
「自分のサービスを作って収益化しながら技術を習得」する学習サービスです。
オリジナルのサービスづくりであれば、どう考えても自分で試行錯誤するしかありません。

基本的なサービスづくりに必要な知識や技術すべて、STARTOUTに書いてあります。
あとはその知識やロードマップを使って、どう自分のサービスを作りだすか。
ここで自学自習や独学思考を身につけられるのでは、と仮説をたてました。

また、サービスづくりではなく受託がしたい人のロードマップも作りました。
基本的なWEB制作の流れに合わせてWEBサイトを作っていく。
学ぶことや方向性は書いてあるので、ロードマップを達成する形式で学習を進める。

ただし、自分で調べ、考えることに慣れてもらう必要があるので、全ては書きません。
自分でGoogleや他サービス、教材で学ぶ必要があることも出てきます。
こうして穴を残すことで、自分で考えることに慣れてもらおうと仮説を作ったのでした。

結果、どうなったか。

正直なところ、うまく進み始めたと思います。
圧倒的に挫折する率は減り、かつ、早いスピードで成長できるようになりました。
何より成果だったのが、これまで全く独学経験の無い人が独学できるようになったこと。
はじめは例によって「学び方がわからない状態」だったのですが、数カ月後にはできていました。
自分で学ぶことの重要性にも気づいてもらえたというのです。

また、元々問題解決能力や論理的思考力が高い方は、凄まじく高速で成長しました。
1ヶ月で基本的なWEB制作スキルからJavaScript、PHPまで習得してしまう人も現れました。
元々持っている人はスキルを得てよりハイレベル人材に。
これまでそうした力を得るチャンスに恵まれなかった人も、より高みを目指せる人材に。
理想の状況が生まれ始めていたのでした。

そして結果的に就職率も80%〜90%は理想の業界に就職されています。
もちろん別の道を選んだ人もいましたが「根本的な力」を養う状況ができてきたのです。

すべての人が「作り出す力」を得られる場をつくる。

本当の意味で全員が挑戦し、優秀なスキルを手に入れるためにはどうすべきか。
僕には42そのままの方法だと難しいかなという印象を受けました。

あくまでもトップクラスの「自力」を持つ人が、さらに優秀になる。
そのためなら42の方法がベストです。

でも、もちろん世界の大半の人は、そんな力を持つ人ばかりじゃなくて。
今までの生活や学びが、42形式に適していなかった場合もあります。

力はあっても、一日中勉強に時間を割けない人だっています。
状況が42の環境に通うことを許してくれない場合もあるでしょう。

ところが、本当に結果を出す人は問題解決力に優れた人です。
42形式の学び方に慣れた人こそ、社会に求められる人で間違いありません。
問題解決力を諦めた時点で、将来がほとんど決まってしまいます。
諦めてもらうわけにはいかないのです。

むしろここが日本の最も大きな問題なのではないでしょうか。
自分で考え問題を見つけ、解決していく力が圧倒的に足りない。

これこそ世界と大きな差が開き、日本人から需要が消えつつある原因の気がします。
このままだと、極端な話、日本人のほとんどが貧困になります。
高いお金を払って雇いたい日本人がいない、ということになりますので。。

Yahoo!とLINEの統合の発表で使われた図です。
こんなに圧倒的な差が開いているんですね。

だからこそ、すべての人が学べるような状況を作っていかなければなりません。
コンセプトを参考にしながら試行錯誤し、今にたどり着きました。
すべての人が高速でスキルアップするには、違う方法をとる必要がある。
あの気付きから、今も継続してWORKROOMとSTARTOUTをアップデートしています。

今回42Tokyoが誕生したことで、教育に1つ新しい概念が加わるでしょう。
それは本当に素晴らしいことだとおもいます。
だからこそ、42Tokyoが一体どうなるのか、心の底から楽しみでもあります。

一方で、やっていく中で僕たちは僕たちの結論を得ました。
このまま自分たちが得た結論や仮説を追求し、別の視点から育成の場を作っていこうと思います。

「すべての人が作り出せる力」を得られるように。
今後の社会を生き抜ける根本的な力を得られる場所になるように。
これからも引き続き、WORKROOMとSTARTOUTのあり方を追求していきます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

セブ島へ留学をご検討の方へ

セブ島「IT留学型シェアハウス」でスキルアップしよう

英会話 × WEB × 事業デザイン

月額「3万円」で習得してみませんか?

世界で働きたい! 海外で暮らせるようになりたい!
グローバルなクリエイターを育成する「IT留学型シェアハウス」がセブ島に誕生。
世界中どこでも自在に仕事が出来るWEB制作スキル一式習得。
自在に世界で働ける自分を、掴み取ってみませんか?

詳細を覗いてみよう!

旅するように学ぼう。入居についてお気軽にご相談ください!

無料相談はこちらから!